NetComメールマガジン第二十四号発刊




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Internet Mail Magazine・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Date 2001/11/06(Tue)
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  NetCom からの情報発信・インターネットメールマガジン毎週火曜日発行
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┃■1.Index
┃□2.エンド・ツー・エンドの原則とIPv6 そのB<最終回>(文責:西村)
┃□3.「元気まつり」でのアンケート結果について(文責:田中)
┃□4.今週の技術情報他(文責:菰田)
┃□5.編集後記
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│□エンド・ツー・エンドの原則とIPv6 そのB<最終回>(文責:西村)
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エンド・ツー・エンドの原則とIPv6 そのAからの続き・・・。

この現象はすべての社会構造に共通する問題で、いくら柔軟なシステムを作って
も、活性化して改革を繰り返さない限り、やがてシステムは硬直化していく運命
にある。情報革命の本質は、情報の流通によって異なる考えや文化が交流し柔軟
な発想が生まれ、社会が活性化され改革されていくことにある。ここで、活性化
のために必要なのが、改革の指針となる原則である。end-to-endの原則をもと
に技術の淘汰を繰り返すことによって、インターネットを発展させるというオー
プンな文化が、インターネットの原動力となってきた。

IPv6の登場の背景には、アドレスの不足、経路表の増大、セキュリティ問題など
技術面だけでなく、カルチャー面からの危機感がある。もちろんIPv6がすべての
問題を解決するわけではない。IPv6自体もまだ多くの課題を抱えている。ただ、
技術的な側面だけで考えると変革の本質を見落とす事になる。一般の利用者にと
っては、IPv4とIPv6の違いなど知る必要もない。end-to-endの原則のルネッサ
ンスというような流れのなかで、IPv6は軌道修正のためのひとつの、しかし大き
なチャレンジだと捉えることができる。

近い将来には、あらゆるデバイスがインターネットに繋がるようになると予想す
る人もいる。しかし、家電製品や自動車のセンサーがIPアドレスを持つ事の本当
の意味を、我々はまだ理解していない。現状のまま推移すると、これらの機器は
ファイアウォールを介してプライベートアドレスで接続されていくだろう。end
-to-endの支持者たちは、それではインターネットの発展が減速し、既存のサー
ビス概念以上のものが出てこなくなると指摘する。まったく新しいインターネッ
トの使い方が生まれるためには、 まずend-to-endの原則にそったインターネッ
トの再構築が必要だという主張だ。

いっぽうで、インターネットはあまりにも大きくなり、もはや研究者の理想だけ
で動くものではなくなった。IPv6移行に対しても必要性への疑問や根強い抵抗が
ある。我々が問われているのは、end-to-endの原則の瓦解を市場原理として受け
入れるか、それとも、さらなるインターネットの自己革新を信じてend-to-endの
原則を堅持するのかという選択である。
「エンド・ツー・エンドの原則とIPv6」全て終了。

日経BizTech Special:IPv6のホームページ
http://premium.nikkeibp.co.jp/ipv6/

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│□「元気まつり」でのアンケート結果について(文責:田中)
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 先々週の編集後記でお話しした「2001年佐賀元気まつり」の「ひみかのイン
ターネットカフェ」では、来場者へ簡単なアンケート調査を行いました。

【属性】
○有効回答数 675
○性別 男性297(45.2%)、女性360(54.8%)
○年齢構成 小学生以下11.6%、中学生〜19歳5.6%、20代12.0%、
        30代22.1%、40代21.8%、50代14.8%、60代10.4%、
        70代以上1.7%
○自宅でのインターネット利用頻度
  よく利用している114(17.4%)
  たまに利用している199(30.3%)
  利用していない344(52.4%)

【問1】「どうすればインターネットがもっと普及すると思いますか」
・通信料金、利用料金が安くなること(68.9%)
・面白い(ためになる、便利な)サービスが増えること(14.9%)
・通信スピードが高速化すること(6.8%)

全体の7割近くが「料金低減」を挙げています。特に30代〜50代の勤労世代では
75%前後に達するなど、低料金化に対するニーズが高くなっています。
また、「面白いサービス」に関しては、60代(17.6%)や70代以上(36.
4%)などの高齢世代の支持が平均を上回っています。
「通信スピード」に関しては、中学生〜30代の若年層のニーズが高いほか、イン
ターネットの利用頻度が高い層(よく利用14.9%、たまに利用9.0%)ほど高
速化を待望しているとの結果が出ています。


【問2】「ブロードバンドサービスで関心のあるサービスはどれですか」(複数回答)
・ビデオオンデマンド(56.5%)
・ライブ中継(35.5%)
・各種教養コンテンツ(26.8%)
・インターネット電話(22.8%)
・遠隔講義(15.1%)
・対戦型ゲーム(11.0%)

「ビデオオンデマンド」は男性(63.3%)や通信スピードの高速化を望む層(6
2.2%)の関心が高く、「ライブ中継」はインターネットをよく利用する層(4
1.2%)や面白いサービスを望む層(44.9%)の支持を得ています。
「各種教養コンテンツ」は女性(37.8%)や高齢層を中心に期待が大きく、「IP
電話」はインターネットをよく利用する層(29.8%)が平均を上回っています。
「対戦型ゲーム」は予想通り、若年層(小学生以下39.0%、中学生〜19歳4
8.6%)ほど関心が高いようです。

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│□今週の技術情報他(文責:菰田)
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●企業のメールニュースで、顧客のメールアドレス流出が相次ぐ
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1029/mailnews.htm
●国内ASP市場、2005年には850億円台へ
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1029/asp.htm
●知多メディアス、CATV初の個人向けIPv6試験サービスを開始
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1031/medias.htm
●Yahoo!BB、電話による問い合せ窓口を開設
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1101/ybb.htm
●米Microsoft、「MSN.com」へのブラウザー締め出しで謝罪のコメント
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1030/msn.htm

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│バックナンバー │
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 NetComさが推進事業ホームページにバックナンバーを掲載しています。
 http://www.netcom.gr.jp/
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│■編集後記
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 先週、「インターネットの発展は村社会が支えている」ということを書いた。
 それを証明するような出来事がまた起こった。数日前、某通信会社研究所の部
 長さんが来社された。いろいろと意見交換していたところ、1995年頃私がシリ
 コンバレー(マウンテンビュー)の研究所を訪問した際の『説明者の横に居まし
 た』とのこと。その人と佐賀で再会するとは・・・。本当に「インターネット
 の発展は村社会が支えている」と実感した。その人は、その頃YAHOOの創業者
 のジェリー・ヤン達とよく連んで、後日YAHOOのオフィスとなる部屋のペンキ
 塗りをしていたとのことだった。(西村)

ジェリー・ヤン(Yahoo!創業者)とのバーチャル・インタビュー
http://www.asahi-net.or.jp/~sh3m-on/vcommune/jerry.html
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「総論賛成、各論反対」はよくある話。議論が停滞する際に手軽に使われる表現で
す。
ただ、個人的には総論、各論とは別に「そもそも論」があるような気がしています。
総論、各論は、本や雑誌を探せばどこかに載っている類のもの(実際、そういったも
のから引用して資料化するケースが多いわけですが)ですが、「そもそも論」は、そ
の組織や事業、プロジェクトの本質に由来するものですから、なかなか適当な資料が
なく、結局、自ら脂汗をたらしながら何とか捻り出す、といった作業が必要になりま
す。
私見では、冒頭の「総論賛成、各論反対」は、この「そもそも論」を意図的に省略し
た際に起こる日常茶飯事だと捉えています。こうした「手抜き」が、単に「そもそも
論を纏めるのは大変だから」という認識(或いは全く認識がない)であれば、当事者
の動機付けを高めることで解決可能ですが、結論を先延ばしにするために当事者があ
えてそういう演出を施している場合には、実は裏にかなり根深い問題があるのではな
いかと覚悟するべきかも知れません(田中)
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インターネットショッピングで利用するサイトに馬路村農協があります。
2年ほど前に、これまた良く利用する五島有川の民宿兼瀬渡しをやって
いる潮騒で釣行した時のことです。ここは、イノシシ鍋など美味しい御馳走も
出してくれるのですが、そこのゆずのポン酢が美味かったのが始まりです。
調べたら馬路村(高知県)のインターネットで販売している事が分かり、
それからは我が家のポン酢は全てインターネットによる注文になってしまい
ました。ホームページも手作りで良く出来ているし、田舎の味が良く出ています。
また、注文したらカレンダーや村の年間スケジュールなども合わせて送ってくれる。
近所の人、家内のメール友達等、限定隠しサイトと思っていたら、最近はショッピング
センターにも並ぶ程人気があるとの事。ちょっとビックリ。
特産品がこれ程メジャーになるのも少ないですね。(菰田)

馬路村役場
http://www.inforyoma.or.jp/umaji/

馬路村農協
http://www.yuzu.or.jp/
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 編集元:NetComさが推進協議会 コンテンツ・アプリ開発グループ
     (komoda@sdcns.co.jp)
 編集者:NetCom事務局スタッフ 菰田、田中、西村
 発行日:2001年11月06日(火曜日)
 発行元:NetComさが推進協議会 コンテンツ・アプリ開発グループ
     〒840-0816 佐賀市駅南本町4番23号 佐銀リースビル 4F
     TEL:0952-28-7588 / FAX:0952-28-7590
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