NetComメールマガジン第三十七号発刊




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Internet Mail Magazine・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Date 2002/02/12(Tue)
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  NetCom からの情報発信・インターネットメールマガジン毎週火曜日発行
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┃■1.Index
┃□2.韓国ブロードバンド視察−上巻(文責:西村)
┃□3.IT講習事業の実施状況について(文責:田中)
┃□4.今週の技術情報他(文責:菰田)
┃□5.編集後記
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│□韓国ブロードバンド視察−上巻(文責:西村)
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  2/3〜2/6の日程でデジコム社員が出向いた<韓国ブロードバンド視察>につ
  いて、上下巻に分けてレポートする。

  1.IT革命を成功させた現代韓国人気質

    @走りながら考える:殆どの訪問企業がトップ主導型、と言う印象を受
     けた。部下に対する求心力、強力なリーダーシップのもとに、「まず
     は走ってみよう!」と言うトップの掛け声と共にITと言う名のボール
     を高く前に蹴り上げるハイパント攻撃指向の企業が多い。また、結果
     をみて駄目と見たら撤退のメカニズムもきちっと出来ている雰囲気が
     感じられた。また、起業して代表取締役の名刺を持つことに憧れを抱
     く若者が多いことも事実だ。
    A教育にかける熱意:歴史的に教育熱心な国民性であり、「教育こそが
     個人の地位と生活を変えるもの」と言う意識が高く、サラリーマン世
     帯では家計費の50%から60%が教育費だと言う。特に、地縁・血縁で
     結ばれた一族から優秀な人材を輩出し、他の一族よりも優位に生活す
     ると言う体面も強いようだ。また、最近では、ITで起業するとか韓国
     証券市場KOSDAQに上場した企業家に対しては兵役義務が先送りされる
     と言う国策も加わり、教育熱はさらなる盛り上がりを示している。教
     育コンテンツの豊富さにも驚くべきものがある。書店での教育関連CD
     ROM売場は日本の大手書店に比べ2倍以上のスペースを有している。
    B群れを組む生活スタイル:社会生活成立ちの基礎である地縁・血縁の
     結びつきが重要視されている。1997年の法改正までは、数万人規模の
     一族内での婚姻は禁止され、一族は様々な生活シーンで協力・相互扶
     助する関係が強く、国民人口の割には保険業界が発展していない。現
     在でも、地縁・血縁、学閥、企業財閥群のつながりが重んじられ、こ
     れらを反映した集団プレイ型ネットワークゲーム、コミュニティポー
     タルサイトが盛んだ。
    Cトップダウン政策:過去の韓国は、軍閥と財閥が牛耳る規制国家であ
     ったが、1997年の金大中大統領就任以降、規制緩和が一気に進み、同
     時にIMF不況の影響を早期に払拭するためのIT国家創設シナリオが始動
     し、数々のITベンチャー支援政策が実行された。現在のIT社会形成の
     実現にあたって、金大中政権の果たした役割は極めて大きいと言えよう。

  2.ブロードバンド普及の本当の理由

    韓国では、全人口の2/3がソウル並びにその周辺のGrater Seoulに集中
    し、さらにソウルの全人口世帯数の1/3が集合住宅世帯である。これら
    集合住宅の多くは1970年代に建設されたものが多く、多くが買取型であ
    る。1990年代になって、政府が建替え許可を出す20年を経過し一気に建
    替えラッシュを迎えている。さらにはワールドカップ景気に便乗した感
    もあるが、仁川国際空港からソウル市内への高速道路沿線でも構想アパ
    ートの新築が多く見られる。政府は、韓国情報部と連動しサイバーアパ
    ートプロジェクトを開始し、これら新築アパートをブロードバンド整備
    度に応じて等級分けを行い不動産価値も高めると共に建築施工主のブロ
    ードバンドへの取り組みを推進している。因みに、10Mbpsまたは以上に
    対応しているアパートは一等級、2Mbpsまではニ等級、単にアパートの
    地下にあるケーブル室までファイバーが来ているFTTCの場合は三等級に
    分類される。現在のアパートの多くは、HFA: Hybrid Fiber ADSLであ
    り、その意味では三等級である。

  3.韓国BBはHFAだ!

    すなわち、韓国では政府のBB政策を各財閥グループが後押しをする格好
    でスタートした。財閥は、IT化度を誇示するためにこぞってホームペー
    ジを立ち上げ、全社員に電子メールアドレスを付与した。現に、2000年
    秋には.comドメインの月間登録件数が米国を上回って世界一位になった
    時期もある。一方、各財閥は高層アパートの社宅を有し建物の壁には自
    社のロゴを入れたり宣伝広告に使用したりしている。しかし、これらの
    多くは老朽化した建物でケーブルシャフトに同軸ケーブルを敷設したり、
    ケーブルを交換できない状況にあった。そこでとられたソリューション
    が、HFAとHomePNAである。前者はアパート地下のケーブル室まで光ファ
    イバーを敷設し、建物内部の配線は既存の電話ケーブルを使ってADSLを
    提供した。そのため、月間ADSL加入数もうなぎのぼりであった。構内AD
    SLであるため技術的な問題も少なく導入できたわけだ。一方、後者のHo
    mePNAもHFAと同じようなコンセプトで通常の電話ペアケーブルを用いて
    ブロードバンドを提供している。後者の場合には電話サービスも並存さ
    せ易い特徴がある。

    *上巻の終 

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│□IT講習事業の実施状況について(文責:田中)
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国民のITリテラシー向上を図るため政府が推進している「IT講習事業」のうち、各都
道府県の実施状況について、総務省が取りまとめ公表しています。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020204_1.html

これによると、平成13年1月〜12月までに各都道府県で実施されたIT講習の
○開設講座数:約238千講座
○応募者数:約547万人
○受講者数:386万人余り(平均倍率1.22倍)
に達しています。

総務省では、平成13年度末(3月末)までには受講者数が全国で約550万人まで
伸びるものと見込んでいます。



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│□今週の技術情報他(文責:菰田)
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●パソコンでネットを利用している農家は32.8%〜農林水産省調べ
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0204/nouka.htm
●総務省、1月末でのDSL加入者数を発表、前月から26万件の伸び、総数は178万
http://www.watch.impress.co.jp/broadband/news/2002/02/08/dsl.htm
●日本オラクル、「Oracle9i Database」対応のオラクル認定技術者制度開始
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.NEWS_DETAIL?p_news_code=626
●Mac OSのファイル自動実行問題に重大な欠陥
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3852.html
●IPA、2001年度不正アクセス届出状況を発表
〜前年比3.8倍の550件の届出数
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0204/ipa.htm
●総務省など、不正アクセスの状況と関連技術の研究開発状況を公表
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0207/somu.htm


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│バックナンバー│
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 NetComさが推進事業ホームページにバックナンバーを掲載しています。
 http://www.netcom.gr.jp/
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│■編集後記
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  先般、某社社会科学系研究所長と会った。この研究所は、IT時代における
  社会のあり方やコミュニケーションについて日夜調査・研究している。イン
  パクトのある発明品、例えば、グーテンベルグの印刷機の登場は、社会環境
  や産業組織の変化をもたらした。インターネットの普及もまた、社会に変化
  をもたらすのだろうか? 数年前、公衆での携帯電話マナーについて良く議
  論になったが、最近はみんなが使っているせいかそんな話はあまり聞かない。
  社会変革は、知らないうちに忍び寄っている。(西村)

携帯電話のマナーに関するページ
http://www.playnetj.com/hikaku/005.html
http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011119-1.html
http://homepage1.nifty.com/takapapa/tel_2.htm
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 県庁所在地のガス事業の行方が、今注目を集めています。
「民営化」を指向する市当局に対し、「高料金化への懸念」や「安全・安心」面から
疑問を呈する市民の声も根強く、なかなか出口は見えていません。
当方は、当該市に在住しているわけではないので、軽々な言葉は慎みたいと思います
が、1点引っかかることがあります。
反対されている方々の根っこに「民営化=全面的には信頼できない」という思いこみ
があるように感じられることです。
ま、心情的には分からないでもないのですが、本来、社会の仕組みは民間活動を基本
に成り立つべきであり、官業は、地方圏でも補完的役割に止める節度が必要だと思い
ます。同じライフラインの一つである「電力」は民間が担っているわけですし。
つまり、「どうしたらガス事業を民間へ移管することができるか」が議論のテーマに
なってしかるべき、という感じがします。
見方を変えれば、この一件は、公共事業主導をはじめ地方の官業依存体質を転換する
ための試金石の一つになるのではないでしょうか(田中)
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この連休に久しぶりに五島に行ったのですが、ローカルニュースで
長崎菜の花忌を紹介していました。
菜の花が好きだった故司馬遼太郎さんを偲ぶ会です。
12日今日が命日なのですが、長崎に縁が深かったと言う事で一足
早く長崎菜の花忌として開催されているようです。
坂本竜馬とは長崎は深い縁がありますからね。
丁度、このニュースを見ていたのが五島ではいつも利用させて頂いて
いる民宿だったのですが、そこの近くに竜馬ゆかりの墓があり、また、
その民宿には沈没した亀山社中の船の梶棒(本物)があります。
多くの死者を出したこの沈没事故に坂本竜馬はこの地を訪ねて鄭重に
弔ったようです。
連想が連想を呼んで久しぶりに歴史を身近に感じたのも束の間、
次の日にはもう何もかも忘れて釣りに熱中している。
釣果に一喜一憂するだけでなく、司馬遼太郎さんの本を読み返す
いい機会かもしれません。司馬さんの本は殆ど一気に読んでしまった
ような気がしますから。(菰田)
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 編集元:NetComさが推進協議会 コンテンツ・アプリ開発グループ
     (komoda@sdcns.co.jp)
 編集者:NetCom事務局スタッフ 菰田、田中、西村
 発行日:2002年02月12日(火曜日)
 発行元:NetComさが推進協議会 コンテンツ・アプリ開発グループ
     〒840-0816 佐賀市駅南本町4番23号 佐銀リースビル 4F
     TEL:0952-28-7588 / FAX:0952-28-7590
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